反転するデュアルモーター

 写真のモーターは、記事(作りやすくよく回るモーターの開発者であるおもしろ科学たんけん工房の宮丸さんの開発した新たなモーターです。

 回転子が二つあり、デュアルモーターと名づけてあります。この二つの回転子には、並列につないだ支柱を介して電流が供給されています。また、磁石は同じ向きになっています。回転子も同じ構造です。従って、回転方向は同じになるのが自然です。しかし、写真では分かりづらいのですが、実は、この二つの回転子は逆方向に回っています。宮丸さんが出来心、もとい、いたづら心で作ったものです。

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 先日、おもしろ科学たんけん工房では、宮丸さん開発になるモーターを作る会(おもしろ科学体験塾といいます。小学校4、5年生が最多年齢層)を開催しました。そこでは、モーターの回る仕組みを説明し、その後、作りやすくよく回るモーターで紹介したモーターを工作しました。子供達にはモーターの工作を楽しんでもらったようでした。

 そのときのことですが、このデュアルモーターを参考作品として紹介しました。子供達に、何故二つの回転子が逆方向に回るのか理由を考えるように課題を出しておいたところ、一人の子が、帰るまでに仕掛けを見破りました。

 工作をする前のモーターの回る仕組みの説明の中で、フレミングの左手の法則も教えてあります。ただし、子供達(主に小学校4、5年生)には、フレミングの言葉は使わず、「左手ピストルの電磁力」というおまじないにしてあります(説明の仕方は、別記事電磁気 <フレミングの左手の法則>に書きます)。

 こういうお話をしておくと、それを完璧に理解した子が現れて、応用問題を解いてしまうのですね。反転する理由を正しく説明してくれた初めての子でした。

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  • 光るモーター

    Excerpt:  以前、横浜のおもしろ科学たんけん工房で活動している宮丸さんの開発したモーターを、記事「作りやすくよく回るモーター」や「反転するデュアルモーター」で紹介しました。  今回は、その宮丸さんが開発し.. Weblog: 作って試して racked: 2008-07-08 22:55