江戸名所図会 平川天満宮(現在は平河天満宮)

 下の絵は、江戸名所図会の第三巻にある平川天満宮(ひらかわてんまんぐう 現在は平河天満宮)です。絵の右下に「表門」があり参道が伸びています。階段を登って鳥居の左に「かぐら所」、右に「太子」とあります。鳥居の先に進むと「拝殿」「本社」があり、拝殿の左に「やくし」、右に「庚申」「地蔵」「不動」、更に右に「弓場」があります。又、本殿の右奥に「別当」が見えます。

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 江戸名所図会の本文では、「傳云う、当社は、文明十年戊戌六月二十五日大田持資当国入間郡川越三芳野の天神を江戸城に勧請し、数株の梅を栽ると云々」、「その後天正十八年ご入国の頃彼宮を平川口の外へ移さる」とあります。

 江戸名所図会の絵に描かれた範囲は下の地図の緑色の楕円の辺りです。平河町にあります。

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 下は、鳥居の前から本殿側を見ている写真です。この鳥居は、階段を上がってすぐのところにありますので、江戸名所図会の時代と同じ位置にあるようです。なお、この鳥居は銅製で、千代田区では最古(1884年)の鳥居、とのことですが、江戸名所図会の時代の少し後のようです。

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 下は拝殿です。境内には、江戸名所図会の時代の面影を残すものは見つかりませんでした。

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 なお、このブログの記事は、私のホームページ「歴史散歩」にまとめています。

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